内定者座談会 技術系編

2018年4月に昭和電工に入社する技術系職種の内定者6名に、自身の就職活動を振り返り、入社を決めた理由などを語っていただきました。

就職活動を振り返って

■最初に志望していた業界は?

田中 材料化学を専攻し、有機、無機含めてナノ材料の研究をしています。将来は自分の手でモノづくりをしたいと考えていたので、進学したときから化学業界を視野に入れていました。活動当初は電子機器メーカーなども受けていましたが、最終的に化学メーカーに絞ったのは、自分の学んできたことを最も活かせる環境だと思ったからです。

新田 環境物質科学を専攻して金属酸化物粉末を扱っています。私も専攻を活かしたいと考え、外資系を含め化学メーカーを中心に探していました。また、金属酸化物粉末は広く応用できるので、非鉄金属や化粧品、土石製品メーカーなどにも視野を広げていました。

芝田 専攻は総合化学です。有機系の研究室で、抗がん剤につながるような化合物の合成などを研究しています。大学や大学院での知識が活かせる化学メーカーと、有機合成の知見を活かせる製薬業界に関心を持っていました。

村岡 化学工学を専攻し、より効率的なモノづくりを実現するための研究をしています。もともとメーカーに興味があり、その中でも自分の専攻を存分に活かせそうな化学メーカーを中心に考えていました。

入江 専攻は情報電気電子工学で、研究室では電子デバイスの超伝導体薄膜の特性について研究しています。薄膜作製に関する研究をしているため、製造業の中でも素材から加工製品を製造しているような企業に興味がありました。

南條 薬学研究科専攻で、薬の研究とその薬の作用をコンピュータシミュレーションで解析するような研究を行っています。自分の専門である計算科学を活かしたいと思い、化学、製薬業界を中心に企業研究をしていました。

■昭和電工に関心をもったきっかけは?

入江 研究室の先輩の話や学内での説明会を通して、若いうちから幅広いことに携わるチャンスがある点に興味を持ちました。また、就職活動を進める上で「自分が成長できること」と「素材を扱う製造業であること」という2つの軸があり、その両方に合致していたのも魅力を感じたところです。

芝田 研究室の先輩に昭和電工で働いている女性がいて、就職活動を始める以前にお話を伺ったことがあります。その先輩自身がとてもキラキラしていたので、きっと女性にとっても働きやすい環境が整っているんだなと感じました。

田中 研究で高速液体クロマトグラフ(HPLC)のカラムを利用しておりその製品を販売していた昭和電工は身近な企業でした。もともと化学メーカーへの就職を考えていたので、最初はその選択肢の一つとしてエントリーしましたが、選考が進むうちに事業内容や社員の方々の人柄に魅力を感じるようになりました。

南條 自分の専門分野である計算科学に力を入れていることです。計算科学を用いた研究を行う企業はいくつかありましたが、部署はあっても非常に規模が小さかったりして、昭和電工のように研究開発組織に計算科学センターを持つ企業は他にありませんでした。

村岡 就職活動を行う以前に、昭和電工の大分コンビナートで開催された触媒の勉強会に参加したのですが、その時点では就職先として意識しておらず、本当に関心を持ったのは学内での合同説明会でした。社員の方が「昭和電工はBtoBの企業で、テレビCMなどを行っていない。その分、製品の質で評価してもらうために技術力を常に厳しく追求していかないといけない」とおっしゃっていて、製品作りに対する熱い姿勢を感じました。

新田 昭和電工は大学で所属するリーディングプログラムの提携先であったことから、インターンシップに参加し、触媒の合成から評価まで経験させていただきました。そのときに、マンツーマンで一から指導してくださった上に、文献調査の時間もしっかり確保してくれて、人材育成がしっかりしている会社だと感じたのがきっかけです。また、社内に「この分野ならこの人に聞けばいい」という専門家が多かったことも印象的でした。

■入社を決めた理由は?

南條 他社では計算科学は実験の結果の補助という位置づけの印象が多い中、昭和電工では、技術面接において計算科学センター長から「計算科学から様々な分野の研究をリードしていく」という言葉を聞けたのが大きかったです。「計算科学に最も力を入れている会社に進みたい」と思っていたので、昭和電工への入社を決めました。

芝田 面接の控室へ向かうエレベーター待ちをしていたときに、「これから面接ですか?頑張ってくださいね」と社員の方がやさしく声をかけてくださったんです。その気さくな雰囲気に魅力を感じました。

新田 内定後に人事の方から、これまでの面接を通して技術スキルだけではなく研究面以外での成長力を評価していただいたこと、そして、「幅広く活躍できるポジションを用意する」というメッセージをいただいたことが決め手となりました。

入江 私ももう一社最終選考が残っていたのですが、より幅広い経験ができること、若いうちから大きな仕事にチャレンジできることに魅力を感じ、昭和電工への入社を決めました。

田中 研究に対する姿勢や考え方なども含め、自分を丁寧に見てもらえたと感じられたのが一番の理由です。技術面接、最終面接ともに面接官の方々の穏やかな人柄にふれ、自分がこの会社で一緒に仕事をするイメージを具体的に描くことができました。

村岡 プラント建設に興味があったので、若手のうちからそのようなプロジェクトに携わるチャンスがあるという点に魅力を感じました。そして、何よりも面接では1対1で自分の人物面や研究内容について評価してもらえたのがうれしかったです。

全員 昭和電工の技術面接は楽しかった!

芝田 そう、他社と比べても群を抜いて居心地がよかったです。自分が力を入れてきた研究を評価してもらえて、さらに新たな視点から質問を投げかけられたので、研究内容を一層深めることができました。研究を大切にしている会社だということが伝わってきて、自分もここで働きたいと強く思いました。

入江 面接官の方が自分の研究テーマに興味を持ってくださって、1時間近くかけてじっくり話を聞かれたのが印象的でした。「超伝導はよくわからないから」とまともに話を聞いてくれない会社もあったので…。

新田 他社の技術面接では、こちらが一通り発表してから質問を受けるスタイルが多かったのですが、昭和電工ではスライド1枚ずつに質問していただく形式で、丁寧に評価していただいたことが印象に残っています。

南條 私は単に研究成果だけを見るのではなく、一研究者としての技量を評価していただいたことがうれしかったです。説明会や面接で言われた「結果ではなく、結果が出ない場合にその要因と今後どうしていくかを考えているかが重要」という言葉が印象に残っています。なかなかそういう考え方をしてくれる会社は少ないですよね。

昭和電工でこれからチャレンジしたいこと

■希望の仕事・将来の目標は?

村岡 化学工学の観点から、現段階で使われているよりもより低コストで環境負荷の少ない新しい生産プロセスの開発に携わりたいです。そのためには、化学工学以外に機電系など幅広い知識を吸収していくことが大事だと考えています。また、将来的には国内外問わず新規プラントの立ち上げに携わることが目標です。

田中 自分の手でモノづくりをしてみたいです。その中でも、機能性化学品の研究開発、とくに機能性モノマーと化粧品原料に興味があります。最終的には、一つの製品の流れを研究レベルからプラントレベルまで一通りこなせる材料開発のスペシャリストになることが目標。そのためにも、営業や人事職など様々な職種を経験し、多面的に製品開発を考えられるようになりたいです。

南條 計算科学者として、新しい材料の開発や触媒の解析などの研究に携わりたいと考えています。経験のある分子動力学計算だけでなく、研究を通じて量子化学計算など幅広い技術や知識を習得し、将来的にはその経験を活かして、会社の財産となる研究や技術を生み出すための方針を決定するような仕事に携わりたいです。

芝田 まずは研究職として経験を積んでいきたいと思います。研究室で学んできた有機合成化学の経験が活かせる石油化学・化学品事業をはじめ、アルミやHDなど他分野の事業にも挑戦してみたいです。多くの経験を積んで視野を広げ、いずれは新素材や製品、新しい事業へつながる研究をしたいという目標があります。

新田 環境問題の解決にも貢献できる固体高分子形燃料電池の分野で、安定で安価な金属酸化物を取り入れた高活性な触媒開発の研究をしてみたいです。また、コンデンサやリチウムイオン電池材料にも興味があります。将来は、分野の異なる専門家でメンバーを構成し、エネルギー・環境問題の対策などにつながる研究に取り組んでみたいです。

入江 エレクトロニクス分野で、製品開発だけでなく、製品を安定して生産できる生産技術の分野にも携わりたいと考えています。仕事を通して成長し、技術者として社会と会社に貢献できる存在になりたいです。

就職活動中のみなさんへ

■就活のポイント・メッセージ

新田 様々な企業を受けた中で、結果的に選考に残ることができたのは第一志望群の会社でした。まずは、自分が本当に熱意を持って入りたいと思える企業を見つけることが大事だと思います。そのためにも、学会などの機会を利用して積極的に企業の方と話をしてみてください。一見関係ない分野に見えても実はつながっていることがあるので、視野を広く持っていただきたいと思います。

南條 まずは情報を集めましょう。友人と情報交換を行ったり、結果が出ている人から素直に学んだりすることも大切だと思います。研究と同じように、就職活動もすぐに良い結果が出るわけではありません。エントリーシートや面接で落ちてしまうなど、つらい経験もたびたびあると思いますが、気持ちを次に切り替えて前向きに取り組んでください!

村岡 自分にあった息抜き法を知ることも大切です。就活解禁後は、説明会や面接、技術面接の準備など、思った以上にスケジュールに追われて疲弊します。私は友達とのおしゃべりや読書で息抜きをしていましたが、日曜日はリフレッシュのために何もしないなど、メリハリをつけて行うことが意欲的に就職活動に取り組むためには必要だと思います。

入江 研究室によって就職活動に対する姿勢は異なると思いますが、まずは研究にしっかり取り組み、自分の研究を知らない人にも説明できる力をつけましょう。また、周囲の方に就職活動をサポートしてもらうことも有効だと思います。私は先輩や指導教員、学科の先生に面接の指導をしていただいたことで、客観的に自分を見ることができました。

田中 就職活動は短期決戦なので、早めに準備をしておくことが大事だと思います。私は3月に入ってから周りの勢いにのまれるように活動を始めたのですが、当初は面接で「将来何になりたいか」と問われても、考えがまとまっていなかったためうまく答えられず、自己分析を早めにやっておけばよかったと思いました。自分がどのような人間か理解し、やりたい仕事や将来像などを具体的にイメージしておけば、自分に合う会社はきっと見つかるはずです。

芝田 早い段階で自己分析を行い、面接官に伝わるようにアウトプットできるといいですよね。また、説明会や座談会に積極的に参加して、会社の雰囲気を見ることも大切です。友人から会社の雰囲気を聞いていても、実際に自分の目で見てみるとまったく印象が違うこともあります。自分の見たことや感じたことが真実だと思うので、しっかり見て、感じて、本当に自分に合う会社を見つけてください!

入江 将大さん

自然科学研究科
情報電気電子工学専攻

田中 悠真さん

工学研究科 材料化学専攻

新田 明央さん

環境科学院 環境物質科学専攻

芝田 夏実さん 

総合化学研究科 総合化学専攻

南條 舜さん 

薬学系研究科 薬科学専攻

村岡 絵美さん

工学府 物質プロセス工学専攻

  

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