ダイバーシティ

基本的な考え方

当社グループでは、2013年より「ダイバーシティの推進」を経営戦略の一つに掲げています。「自分を活かす」「人を活かす」をキーワードに、多様な人財が互いの個性・価値・アイデアを活かし合い、協働することにより、利益や新たな価値を創造し続ける力を持つ組織・個人になることを目指しています。

2017年の取り組み

日本国内の各事業場やグループ会社で、ダイバーシティ推進活動を進めてきました。

1.組織風土変革活動

当社グループは、職場でのマネジメントやコミュニケーション、働き方などを変えることによって、多様な人財が活躍できる組織になることを、ダイバーシティの目指すものとして掲げています。
2017年は、国内事業場・グループ会社の幹部がダイバーシティ推進の課題を討議する場を設けるなど、ダイバーシティの土台となる組織風土変革に向けた活動に取り組みました。
また、2013年より年1回、事業場・グループ会社でのダイバーシティ推進活動とその成果を「ダイバーシティCEO表彰」でたたえています。

TOPICSダイバーシティCEO表彰 優秀賞の取り組み- 昭和電工HD山形(株) -

写真:受賞者のみなさま(左から)近藤さん、芦野さん、佐藤さん、小室さん。
左から手話で SHDYをあらわしています。

昭和電工グループでは、 当グループのダイバーシティ推進の目的である、 「多様な人材が互いの個性・価値・アイデアを活かし合い、協働することにより、利益や新たな価値を創造し続ける力を持つ 組織・個人になる」ことにつながる成果をあげた取り組みを 2014年より毎年「ダイバーシティCEO表彰」で表彰しています。
2017年は昭和電工HD山形㈱(以下 SHDY)製造部製造1グループの「ろうあメンバーとのコミュニケーション向上」が優秀賞を受賞しました。受賞したグループの皆さんにお話を聞きました。

(芦野さん)仕事では、筆談と口話*に頼っていることが多かったのですが、依頼したことが伝わってないのではないかと思うことがありました。そこで、なぜ伝わらないのかを調べてみました。すると、ろうあ者にとっての第一言語は日本語ではなく日本手話であること、しかも日本手話は日本語と文法が違うことを知り、だから伝わらなかったんだということに気づきました。
(小室さん)ろうあ者のコミュニケーション手段には、口話・筆談・手話があります。その手話も、主にろうあ者が使う日本手話と、日本語と文法が同じ日本語対応手話があります。健常者は筆談がわかりやすいのではと思っていると思いますが、日本手話が第一言語の私たちにとって、筆談で使う日本語は 文法が異なるので、わかりにくいこともあるのです。

*口話(こうわ) 相手の音声言語を読話(どくわ:相手の口の動きや表情から音声言語を読み取ること)によって理解し、自らも発話により音声言語を用いて意思伝達を行うこと

(芦野さん)良好なコミュニケーションをとるために、現場で使う手話を覚えたいと思い、最初は本やインターネットで勉強していたのですが、業務に必要な言葉はやはり現場にいる人にしかわかりません。そこで、職場のろうあメンバーの皆さんに協力をお願いしました。
(佐藤さん)芦野さんに依頼され、手話の動画を作ることにしました。SHDYで良く使う60くらいの言語の動画を作りました。SHDYのイントラ内で見ることができます。
(芦野さん)リーダーである自分が取り組むことで、他のメンバーに手話に対する興味を持ってもらいたいという思いもありました。動画だけでなく、週に1回程度、手話教育会も行っています。
(近藤さん)手話教育をきっかけに、これまで話をしたことのない人も話しかけてくれるようになりました。
(小室さん)ろうあ者に対する理解を深めてもらえればと思い、コラムの執筆も始めました。コラムを書いたことで、「今まで知らなかった」、「書いてあることはどういう意味なの?」、「文化の違いに衝撃を受けた」などの感想や質問をもらいました。
(近藤さん)小室さんのコラムを読んだ方にとって、ろうあや手話について考えるきっかけになればよいと思っています。
(佐藤さん)動画に載せている言語数も、他の班からのリクエストもあり増えてきています。本当は恥ずかしいのですが必要なものだと考え取り組んでいます。グループのメンバーが自己紹介している動画や、対話形式のものも載せ始めました。

(芦野さん)コミュニケーションの活発化により、職場の雰囲気がより良くなり、仕事に対するモチベーションも向上していると感じています。今は製造グループだけの活動なのですが、将来的にはSHDY全体でろうあや手話に対する理解を深めていきたいと思っています。

2.女性従業員・外国籍従業員の活躍支援

■ 管理職に占める女性の比率(昭和電工単体)
管理職に占める女性の比率(昭和電工単体)
当社グループでは、日本国内における女性および外国籍従業員の活躍支援に取り組んでいます。
昭和電工(株)では、課長級以上の管理職に占める女性の割合を2020年に5%まで向上させることを次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の中で目標に掲げています。この計画に基づき、2017年は、中堅総合職女性社員を対象にした研修などを実施しました。
また、外国籍従業員の定着と活躍支援に向けて、各種社内文書のグローバル(多言語対応)版を順次作成、提供しています。

3.障がい者雇用

■ 障がい者雇用率の推移(昭和電工単体)

障がい者雇用率の推移(昭和電工単体)
当社グループはダイバーシティ推進の一環として、日本国内で障がいを持つ方の積極的な採用を継続しています。
2017年は、昭和電工(株)本社において、名刺などの印刷業務に加え、新たに廃棄前パソコンのデータ完全消去業務を受託し、知的・発達障がいのある従業員の職域をさらに拡大しました。
また、国内の他事業場・グループ会社でも、インターンシップ生の受入や採用の実績をあげています。

4.高齢者雇用

当社グループでは、国内の従業員がこれまで培ってきた技能や専門能力を、引き続き各職場で活かしていただけるよう、定年退職者の再雇用を行っています。

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