取引先とのかかわり

基本的な考え方

昭和電工は、原材料調達から製造・販売に至るサプライチェーン全体で、社会・環境に配慮した事業活動を行うことが重要と考え、次のような方針でCSR調達に取り組みます。

  1. 1.品質、価格、納期、経営の信頼性、安全性、サービス、技術力および環境や社会への配慮を総合的に勘案した上で、経済合理性に基づき最適なお取引先(パートナー)を選定します。
  2. 2.お取引先の選定にあたり、国内外、過去の取引実績や企業グループ関係などにこだわることなく、誠実に対応し公平かつ公正な参入機会をつくり広く門戸を開放します。
  3. 3.法令および社内規程を遵守した購買活動を行います。

CSR調達

2016年の取り組み

当社のCSR調達は、「昭和電工グループCSR調達ガイドライン」(http://www.sdk.co.jp/about/purchase/csr.html)を調達先(パートナー)の皆様と共有し、その遵守を求めることで、お互いの企業価値を向上させることを目指すものです。ガイドラインは、当社がパートナーに求めるCSRの取り組みを具体化したもので、当社はその遵守状況の確認のため、「自己診断」、「CSR訪問」、「フォローアップ」の3つの活動を引き続き行いました。
また、対象の拡大を図るため当社だけではなく国内グループへもCSR調達活動を広げ、グループ会社5社の同意を得て、パートナーの皆様への「自己診断」を実施しました。続いて、海外パートナー向けに自己診断票の英語版および中国語版を作成し、「自己診断」を開始しました。

自己診断

当社CSR調達ガイドラインの内容に関して、自己診断票(アンケート形式)で回答していただくことで、 CSRの取り組みをパートナー自身で確認していただいています。主要な既存取引先には3年に1回、新規取引先には取引開始時に回答していただいています。 自己診断票は記入後、当社に返送していただき、その分析結果はパートナーにフィードバックしています。

CSR訪問

パートナーを訪問し、CSRの取り組みを確認する活動です。各事業所の購買担当者が、年間合計約40 社のパートナーを訪問しています。自己診断票の結果を確認するとともに、「当社が伝えたいこと」「当社が知りたいこと」などの対話を行っています。

フォローアップ

「自己診断」「CSR訪問」により、ガイドライン遵守に関して確認・改善のテーマが見つかったパートナーと協働で改善に取り組むものです。

自己診断

■ 自己診断

CSR訪問件数

■ CSR訪問件数

■ アドバイス事例

  • コンプライアンスについて、規程類の整備や従業員への周知・教育体制の構築に取り組んでいただきました。 (原材料関係、工事関係、包材関係、物流関係など)
  • 緊急時におけるBCP体制が不十分なパートナーに対し、安定供給の面からも必要な体制を構築していただくようお願いしました。(原材料関係、包材関係など)

サプライチェーンにおける取り組み

環境・社会に関する要請への取り組み

部材の調達から使用、廃棄に至るすべてのサイクルを通じ、可能な限り環境に与える影響が少ない製品を選択し調達する取り組みが、世界全体で急速な広がりをみせています。当社グループは、お客様からの環境負荷物質の削減、欧州規制などによる有害化学物質 の不使用・不含有保証のご要求に対し、適切かつ誠実に対応しています。

人権

サプライチェーン全体で人権に配慮した事業活動を進めるため、CSR調達において取引先にも基本的人権の尊重、差別の禁止、適正労働条件の確保、労働者の権利保護を求め、協働で遵守していく取り組みを引き続き進めました。

紛争鉱物への対応

コンゴおよび隣接する国々で採掘される鉱物(スズ、タンタル、タングステン、金)は、これを購入することで現地の武装勢力の資金調達につながり、結果として地域の紛争に加担し、人権侵害、環境破壊を引 き起こしているとして国際的に大きな問題となっています。
当社グループでは紛争鉱物問題に関して「私たちの 行動規範と実践の手引き」にあるように、人権尊重や CSR調達等の活動を通じて、それらを使用しない取り組みを進めました。

TOPICSCSR訪問

写真:自己診断結果、質問票、CSR 訪問結果報告

自己診断結果、質問票、CSR 訪問結果報告

当社のCSR調達は、「自己診断」「CSR訪問」「フォローアップ」を3本の柱に、3年を一サイクルとして推進しています。その目的 は、この活動を通じて企業価値を向上させ共存関係の維持・発展を図っていく中で、パートナーと自由にディスカッションできる関係を築くことにあります。
「自己診断」は、一律でアンケートを送付していますが、「CSR訪問」の訪問先は、事業所の調達部門が、自事業所の事業継続のために重要なパートナーや、自己診断の結果などから訪問すべきと判断するパートナーを選定しています。
CSR訪問では、「昭和電工グループCSR調達ガイドライン」として定めた内容を、取引先との対話を通して共有し、お互いの信頼関係をさらに強固なものにするとともに、それぞれの企業価値を向上させることを目的にディスカッションを行います。

「「CSR訪問」は監査と勘違いされる場合も多いのですが、率直な意見交換をする場であると伝え、自由な対話を通してお取引先が取り組まれていることを確認させていただいています。
訪問することにより対話が進み、当社にとってもお取引先の理解を深めることができま す。CSR訪問の結果はデータベースで共有し、購買・SCM担当者なら誰でも見ることがで きる仕組みとしています(購買・SCM部)」。
「普段はお取引先の担当者としかやり取りしないのですが、CSR訪問ではCSR部門の方が同席されることも多いため、BCPの観点から調達についての意見交換をするなど、 より深くお取引先のことを知ることができる、大変有意義な取り組みだと感じています(事業所SCM担当)」。
訪問後にはその内容を文書としてまとめ、お取引先にフィードバックし、さらなる信頼関係の発展を図っています。

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