品質保証

基本的な考え方

昭和電工グループは、「社会的に有用かつ安全でお客様の期待に応える製品・サービスをご提供」します。そのために設計・開発から上市・製造、販売、市販後に至る製品サイクルにおいて、化学品の安全性の確認だけではなく、お客さまがどのように使用されるか、どのように廃棄されるかなど、製品に関係するさまざまな項目を考慮してリスクを抽出し、それらを低減させるというリスクベースの考え方に基づき、お客さまが安心して当社製品をお使いいただく「製品安全」を確保するための活動を、組織的、体系的に実施しています。
製品安全確保の活動のための基本ルールとして、法規制の遵守に加えて、社内で「品質保証・品質管理規程」(以下「規程」)を制定しています。「規程」は毎年見直し、世の中の状況変化に対応させ、製品安全確保
の有効性を高めています。

■ 品質保証・品質管理規程

品質保証・品質管理規程

2017年の取り組み

品質保証・品質管理レベルの向上のため、次のような取り組みを実施しました。

1.製品安全管理

お客さまに当社グループの製品を安全に安心して使用していただくために、化学品の安全性情報や法規制情報の入手、化学物質総合管理システムによる情報の一元化管理の体制を構築し、安全データシート(SDS)*¹、製品ラベル、イエローカード*²などにより、お客さまに最新の安全性情報を適切に提供しています。
お客さまに新規に製品を提供する「サンプル出荷」や「上市」では、リスクベースの考え方に基づいて出荷・上市の可否を判断する審査体制を構築し、審査しています。
2017年は、安全性情報の収集から提供に関する業務フローの最適化を推し進め、お客さまへの情報提供に漏れがない体制を構築し、審査しています。

  • *1安全データシート(SDS)…化学物質の名称、取り扱い・保管上の注意事項、応急処置などを記載した書面で、化学品の供給者から顧客に渡される資料
  • *2イエローカード…日本化学工業協会が推奨している、国内道路輸送において製品別に事故時における措置、連絡通報事項等を明記した書面

2.品質マネジメントシステム(品質管理の仕組み)

当社グループでは、それぞれの製品や組織に適した品質マネジメントシステムを構築し、ISO9001やIATF16949などの国際規格の認証を取得しています。これらの国際規格の改訂に伴い、移行期限である2018年を目標に、移行作業を進めました。移行の機会を利用して品質マネジメントシステムを強化し、さらなる製品およびサービスの品質向上に努めています。

3.クレーム削減

■ クレーム件数の年別推移(昭和電工基準による)
(2015年を100とした指数)
クレーム件数の年別推移(2015年を100とした場合)

製品の品質に関するクレーム件数については、2020年に2015年の半減を目標として活動しました。クレームの本質原因に基づいた再発防止対策の実施や当社グループで発生したクレームから抽出した教訓の活用により、2017年のクレーム件数は前年に比べて約3割減少し、2015年比半減を前倒しで達成しました。

4.現場力の強化

当社グループの品質保証・品質管理のレベルアップのため、「現場力(現場で働く人の力量や意識)の強化」を掲げ、品質保証担当部門のあるべき姿を明確にした上で、現状の事業部・事業所、グループ会社のレベルを確認し、レベルアップのための計画を立てました。

5.品質診断の実施

本社品質保証室は、事業部・事業所、グループ会社の強みおよび弱点を明確化し共有することを目的に各部署に赴き、品質診断を毎年実施しています。
2017年は、常に同じ品質の製品を製造する能力(工程能力)、リスク評価、現場力強化などの観点から課題を抽出し、改善につなげました。

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