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ニュースリリース

酢酸でBP社と合意、マレーシアで約12万トンの引取りを開始

2001年4月19日

昭和電工株式会社(大橋光夫社長)は、有機化学品事業の基幹製品である酢酸事業において、英国BP社の子会社であるビーピー ペトロナス アセチルズ社(BP PETRONAS Acetyls Sdn. Bhd. マレーシア、以下BPPA)との間で、BPPAがマレーシアに新設し保有する酢酸プラントの総能力の約30%の製品を、供給保証契約に基づき、昭和電工が長期安定的に引取ることで合意いたしました。

1. 合意の内容

当社は、2001年7月よりBPPAの最新鋭のメタノール法酢酸プラント(初期能力年産 40万t)の約30%(年間約12万t)の酢酸の引き取りを開始いたします。BPPAのマレーシア立地を最大限に活用して、アジアの顧客に販売するとともに、当社の酢酸エチル製造子会社向け等に原料として供給いたします。
BPPAは英国BP社70%、マレーシアの国営石油会社ペトロナス30%出資の合弁会社で、2000年11月からマレーシアのケルテーにて新規に酢酸の商業運転を開始いたしました。

2. 契約の背景

昭和電工は、現在推進中の中期経営計画「チータ・プロジェクト」において、有機化学品事業のコア事業として、アセチル系製品(酢酸、酢酸ビニル及び酢酸エチル)の競争力強化を推進しております。既に、当社は世界初のエチレン直接酸化法による酢酸プラントを1997年に大分コンビナート内に竣工させるとともに、需要が拡大中のアジア地域における酢酸生産拠点の確保に向け、フィージビリティ・スタディを実施しておりました。
今回のBPPAとの契約により、BP社が開発した効率の良い触媒を採用した最新鋭・大型のメタノール法による酢酸をマレーシアで確保することとなりました。

これにより

  • 原料(エチレン/メタノール)価格変動に柔軟に対応できる「2生産体制」の確立
  • 成長著しい市場に拠点を得ることにより、円滑、迅速なデリバリーなどのサービス向上と、カスタマーズ・サティスファクションを高める、

ことを図り、当社のアセチル系事業全体の国際競争力の強化を実現いたします。

BPPA社は、今回の合意により新設のメタノール法40万tプラントの安定的な稼働率向上を図ります。
当社は、昨年エチレンプラントの効率化施策を国内他社に先駆け実施しており、今回のBPPAとの合意に基づくアセチル事業の競争力強化により、当社の石油化学事業の事業基盤は一段と強化されます。

以上

(ご参考)
BP PETRONAS Acetyls Sdn. Bhd. (BPPA)の概要

株主構成 BP Holding International BV(Netherlands Company) 70%
Petroliam Nasional Bhd. 30%
役員 Jean-Baptiste Renard (Chairman)
William Robertson Mitchell (CEO)
Peter Michael Wentworth
Dato' Abdul Rahim Abu Baker
Mohd Nor Abu Baker
従業員数 98名(2001年末の予定人員)
所在地 本社……Kuala Lumpur, Malaysia
工場……Kertih, Malaysia
生産能力 400,000t/年