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ニュースリリース

水稲・芝用除草剤について

2001年6月19日
中外製薬株式会社
昭和電工株式会社

中外製薬株式会社(本社:東京都中央区、社長:永山 治/以下、中外製薬)と昭和電工株式会社(本社:東京都港区、社長:大橋光夫/以下、昭和電工)の両社はこのほど、中外製薬が開発し、連結子会社の永光化成株式会社(本社:福島県西白河郡矢吹町、社長:田邉泰夫/以下、永光化成)が製造・販売している水稲・芝用除草剤「グラチトール(一般名:カフェンストロール)」について、永光化成の農薬事業の再編・縮小に伴い、2001年6月29日付で昭和電工の連結子会社である株式会社エス・ディー・エス バイオテック (本社:東京都港区、社長:白井 孝/以下、SDS)に譲渡することで合意しましたのでお知らせいたします。

「グラチトール」は低薬量で優れた除草効果を発揮するため、特に水稲用除草剤の混合基剤(ヒエ剤)として国内第2位のシェアーを誇る農薬で、現在、混合剤として16剤が上市され、約50万ヘクタールの水田で使用されています。(水稲用除草剤シェアーとして約28%)「グラチトール」としての年間売上高は約20億円です。

中外製薬は現在、グループの経営資源をコア事業である医薬品事業へ集中化する方向での各種施策を展開しており、永光化成についても、その一環として事業構造改革(環境衛生用材事業、農薬事業、殺虫剤生産事業の抜本的見直し)に取り組んできました。今回の「グラチトール」の譲渡を柱とした同社農薬事業の再編・縮小は、本年4月、既に撤退を開始した環境衛生用材事業に引き続いたのもので、今後、永光化成は中外製薬の殺虫剤(バルサン)受託生産事業に特化し、存続する予定です。

昭和電工は、現在推進中のチータ・プロジェクトにおいて特殊化学品事業を成長戦略事業と位置付け、コア事業として、とりわけ農薬事業に注力しております。  「グラチトール」原体は上市当初より、その殆どを有機合成技術に優れる昭和電工の東長原事業所(福島県河東町)が生産を受託しており、今後も昭和電工が生産を継続いたします。

SDSは、主力製品である水稲用除草剤「ダイムロン」のほか、本年上市した新規水稲用除草剤「ベンゾビシクロン」に加え、今回の「グラチトール」の譲受により、一社で3剤の水稲用除草剤を有することになり、この分野の事業展開に一層の強みを発揮することが期待されます。具体的には、昭和電工グループとして収益向上が図れるほか、ユーザーである製剤メーカーに対しても、既に「グラチトール」と「ダイムロン」が混合された製品が数多く販売されていることから、営業活動上での大きな相乗効果が見込まれます。  なお、SDSは本年137億円、2005年には180億円の売上を計画しております。

以上

(参考資料)

中外製薬(株) 概要

設立 1925年
資本金 240億円
売上高 連結(2,030億円)、単独(1,812億円)
経常利益 連結( 290億円)、単独( 285億円)
従業員 単独(3,554名)
事業内容 医薬品・医薬部外品・診断薬・医療用具等の輸入・製造・販売

昭和電工(株) 概要

設立 1939年
資本金 1,104億円
売上高 連結(7,470億円)、単独(3,659億円)
経常利益 連結( 166億円)、単独(  98億円)
従業員数 単独(3,346名)
事業内容 石油化学・化学品・無機材料・アルミニウム・エレクトロニクス
各種製品の製造・販売

永光化成(株) 概要

設立 1967年
資本金 50百万円
売上高 62億円
従業員 122名
事業内容 環境衛生用材・農薬の製造販売、殺虫剤・農薬の受託製造

(株)エス・ディー・エス バイオテック 概要

設立 1968年
資本金 732百万円
売上高 126億円
従業員 151名
事業内容 農薬・工業用防黴剤・特殊化学品等の輸出・製造・販売