トップページ>ニュースリリース>2001>ナノパーティクル使用の、紫外線遮蔽化粧品原料について

ニュースリリース

ナノパーティクル使用の、紫外線遮蔽化粧品原料について

2001年12月11日

昭和電工株式会社(大橋光夫社長)は、オゾンホール問題等よる*紫外線(UV:400nm以下の波長の光)障害に対する世界的な関心の高まりから、ナノレベルの超微粒子(ナノパーティクル)を日焼け止めクリームやファンデーションに添加し、UVから皮膚を防御する無機系UV遮蔽剤「マックスライトFTS」「マックスライトZS」を開発いたしました。

「マックスライトFTS」「同ZS」は、当社の連結子会社昭和タイタニウム(株) (富山市、神力紘明社長)が製造する超微粒子酸化チタン(粒子径30nm:ナノメートル、1nmは10億分の1m)、超微粒子酸化亜鉛(粒子径25nm) の表面に、特殊な技術を用いてシリカを均一な薄膜状に被覆し表面活性を低減化することで、特に透明性が向上し、高いUV遮蔽効果を発揮いたします。また、これまでに無い新たな配合処方を可能としました。
「マックスライトFTS」は超微粉粒子の分散性に優れ、*UV-B領域で高い遮蔽効果を示し、 日焼け止めクリーム等へ少量の添加で、高SPF値(紫外線防御指数:Sun Protection Factor)を示します。また、皮膚への塗布後に白浮きが無く、高い透明性を発揮いたします。
「マックスライトZS」は*UV-A領域で高い遮蔽効果を示すとともに、高い透明性を発揮いたします。また、亜鉛イオンが溶出する可能性があるため、化粧品に配合する際に制約があるという従来品の問題点も解決いたしました。

さらにこれらの製品は、従来難しいとされていたO/Wタイプ(水の中に油が乳化されているクリーム)の製剤化を可能といたしました。さらに2種類を配合することにより、地表に到達する全ての波長範囲に対する優れたUV遮蔽効果を保ちながら高い透明性を発揮するという、市場ニーズが高い製剤が可能となりました。
ナノパーティクルを活用した「マックスライトシリーズ」の販売計画は、4年後に10億円の売上を見込んでおります。

当社は現在推進中の「チータ・プロジェクト」において、ターゲットとする市場として「生活・環境関連市場」、成長戦略事業として「特殊化学品事業」を定めております。 当社は1980年代後半より、新規機能性化粧品原料の開発を進めております。これまで、美白効果、抗ニキビ効果、抗炎症効果に加え紫外線防御効果等も有し、かつ天然ビタミンCの化学的に不安定という欠点を克服したビタミンC誘導体の「APM(アスコルビン酸リン酸マグネシウム)」、「APS (アスコルビン酸リン酸ナトリウム)」を中心に、上記ナノパーティクルを活用した「マックスライトシリーズ」、先般発表いたしました「アミノフェクト®」を上市しており、さらに数アイテムの研究・開発を進めております。この分野全体の販売計画は、5年後に5O億円程度を見込んでおります。
*UV-A領域:波長320nm~400nmの紫外線
*UV-B領域:波長280nm~320nmの紫外線

以上