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ニュースリリース

台湾TRACE社に80ギガハードディスク製造技術を供与 (最大200万枚/月の販売優先権を確保)

2003年7月24日

昭和電工株式会社(東京都港区:大橋光夫社長)は、需要旺盛なハードディスク(以下HD)事業の更なる事業拡大に向け、台湾のHD生産メーカーであるTRACE STORAGE TECHNOLOGY CORP.(台湾:CEO, Chao-Chin Tung、以下TRACE社)と、戦略的提携契約を結ぶことを決定いたしました。

1.背景

最近のハードディスクドライブ(以下:HDD)市場は主要用途のパソコンに加え、カーナビゲーション、AV機器、DVDレコーダーなど新たな需要が拡大してきており、2002年には全世界で年間生産数量が2億台を突破し、本年も5%前後の伸びが見込まれます。これら新規用途向け市場は今後も急速な拡大が予想され、HD需要全体の増加に寄与するものと思われます。
なかでも当社HD事業は、アルミ・ガラスの両HDの量産供給を行っている世界唯一の外販HDメーカーとして、ドライブメーカー各社から旺盛な受注をいただいております。
現在、デスクトップ用アルミHDの需要増に対応すべく、昭和電工エイチ・ディー・シンガポール(SHDS:佐々木保正社長、シンガポール国)において今秋稼動に向け100万枚/月の増産工事を進行中ですが、当社ガラスHDへの需要も好調に推移しており安定供給に向け更なる生産能力拡大が求められております。

2.戦略的提携契約内容

  • 当社はTRACE社に対し、記録容量80ギガバイト/枚・3.5インチアルミHDを製造するための技術を供与いたします。
  • 当社はTRACE社との間で、当社技術によりTRACEが生産した80ギガバイトアルミHDを優先的に購入・販売できる契約を締結いたします。

この提携により、当社は当社技術を採用した80ギガバイトHD製品を最大200万枚/月までTRACE社より購入することが可能となり、ドライブメーカーからの旺盛な需要に応える体制を整えてまいります。

3.昭和電工のHD事業

当社のHD事業は、HDを生産する昭和電工エイチ・ディー(SHDI:佐々木保正社長、千葉県市原市)、昭和電工エイチ・ディー・シンガポール(SHDS:佐々木保正社長、シンガポール国)、アルミ基板を生産する昭和電工エイチ・ディー・マレーシア(SHDM:横田賢剛社長、マレーシア国)、当社小山事業所(栃木県小山市)の4拠点体制となっております。
当社は、2003年12月に外販メーカーとしては世界最大の月産630万枚(2003年12月時点の予想、SHDI:320万枚、SHDS:310万枚〈増設後〉)の生産能力を保有することになりますが、この度のTRACE社との提携により新たに最大200万枚/月の供給能力を加え、今後とも安定した製品供給でお客様のご要望にお応えしてまいります。

4.TRACE社のHD事業

台湾KOOグループ(中国信託銀行グループ)に属するTRACE社は、原料であるアルミ基板設備を併せ持つHD一貫メーカーです。HDは台湾新竹工場(能力:200万枚/月)で生産しており、アルミ基板は台湾の新竹、マレーシア国のジョホールバルにそれぞれ生産拠点を持っております。
この度の提携により、TRACE社は当社から最先端製品の技術供与を受け、品質向上とともに設備の有効活用を達成することが可能となります。

設立 1990年
資本金 52百万ドル
所在地 新竹市科學工業園区科技五路8号

5.当期の連結業績に与える影響

本技術供与により、当社がTRACE社からHDの本格的な購入を開始するのは顧客の認定取得後の来年上期からとなるため、当期の連結業績予想への影響はありません。
なお来期につきましては、本契約により売上高50億円程度の増加が見込まれます。

以上