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ニュースリリース

台湾トレース社への出資と連結子会社化、ハードディスク生産能力増強 および、平成16年12月期 単独業績予想の修正に関するお知らせ

2004年5月31日

昭和電工株式会社(大橋光夫社長)は、台湾のハードディスク(以下HD)メーカー Trace Storage Technology Corp. (以下 トレース社)の第三者割当増資を引き受け、連結子会社化するとともに、トレース社に新たな技術供与を行なうことを正式に決定いたしました。
また、トレース社および当社の生産子会社昭和電工エイチ・ディー(SHDI:千葉県市原市)、昭和電工エイチ・ディー・シンガポール(SHDS)の合計生産能力830万枚/月について、早期に更に200万枚/月強の増強を図ります。
HDドライブ(HDD)市場は、モバイルパソコン、HDD付DVDプレーヤーの販売増加等により市場が拡大し、2004年以降も年率10%程度の高成長が見込まれております。そのため、今後共、HDの需給はタイトな状況が続くことが予想されます。
当社は、今般の増強により世界最大の生産能力を有するHD専業メーカーの地位を確立し、世界最高水準の技術を駆使した製品の安定供給体制を整備することにより、今後ともお客様のご要望にお応えして参ります。

1.トレース社への出資スキーム

台湾当局の認可後本年7月を目処に、トレース社は当社を引受先とした第三者割当増資を実施します。当社出資後のトレース社の資本金は約1億4千万US$となり、当社はその2/3の株式を取得し、同社を当社の連結子会社とする予定です。

2.技術供与の内容

当社は、既に2003年5月に、トレース社に記録容量80ギガバイト(GB)/枚の3.5インチアルミHDの製造技術を供与いたしましたが、今回、更にガラスHD、80GB超のアルミHD等の技術供与を行います。これに伴い、当社はライセンス料として7千5百万US$を7月に受領する予定です。

3.生産能力増強の概要

現時点の生産能力は3生産拠点の合計で830万枚/月ですが、トレース社に対する最新の生産技術の移管、SHDI、SHDSおよびトレース社のボトルネックの解消等により200万枚/月強の増強を行う計画です。
なお、今回の能力増強に係わる投資額は、約40億円を予定しております。

4.ライセンス料収入による当期の単独業績に与える影響

単独の業績に関しては、7月に予定されている7千5百万US$のライセンス料収入により、売上高、営業利益、経常利益とも83億円、また当期純利益では48億円の増収増益となる見通しです。しかし、当ライセンス料収入に関しては、トレース社が子会社となることにより、連結上の内部取引となるため、当期の連結業績に与える影響はありません。
平成16年12月期 単独業績予想数値の修正
(平成16年1月1日~平成16年12月31日)

(単位:億円、%)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
前回発表予想(A)
(平成16年2月17日発表)
4,670 255 160 70
今回修正予想(B) 4,753 338 243 118
増減額(B-A) 83 83 83 48
増減率(%) 1.8% 32.5% 51.9% 68.6%
(ご参考)
前期実績(平成15年12月期)
4,620 229 130 50

5.Trace Storage Technology Corp.社の概要

代表者(董事長) 昭和電工(株)執行役員エレクトロニクス事業企画部長坂井伸次が7月に就任の予定
所在地 台湾 新竹市科學工業園区科技五路8号
設立 台湾中国信託商業銀行グループの企業として1990年9月 に設立
事業の内容 ハードディスクおよび基板の製造、販売
決算期 12月
従業員数 755名(2004年4月末)
売上高 約82百万US$ (2003年12月期)

以上

【ご参考】


調印式での当社・大橋光夫社長(左)と台湾中国信託商業銀行・辜濂松(ジェフリー・クー)董事長