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ニュースリリース

医療用余剰麻酔ガス処理システム カロリンスカ大学(スウェーデン)に納入

2004年12月20日

昭和電工株式会社(大橋光夫社長)は、世界で初めて開発(2002年)した医療用余剰麻酔ガス処理システム「アネスクリーン®」製品シリーズのひとつ「Anesclean®-SW(アネスクリーン エスダブリュウ)」を、スウェーデン王国ストックホルム県の王立カロリンスカ大学フディンゲ病院(所在:SE-141 86 Stockholm)に12月16日に納入いたしました。

ストックホルム県は、環境部を中心に2002年から2006年にかけて、県民の健康維持と豊かな環境を守るための様々なプロジェクトに取り組んでいます。その中の一項目に「医療機関から排出される笑気ガス(正式名称:亜酸化窒素N2O)を06年末までに01年比50%削減する」ことが含まれております。なお、ストックホルム県の大規模な医療機関から排出されるN2O量は年間約30トン(CO2換算:9,000トン)であり、そのほとんどは無痛分娩後に排出されるものです。フディンゲ病院への「Anesclean®-SW」設置により年間約5トン(CO2換算:1,500トン)のN2O排出量を削減できることになります。

 N2Oは、二酸化炭素(CO2)の約300倍の温暖化係数を有し、大気中では極めて安定な温室効果ガスのひとつです。「アネスクリーン®」は、医療施設で吸入麻酔薬として使用されたN2Oの分解だけでなく、揮発性麻酔薬の吸着除去も可能な装置です。

「アネスクリーン®」の特長は、
①N2Oを窒素(N2)と酸素(O2)に分解する。その際NOxは副生しない。
②揮発性麻酔ガスを特殊な吸着剤に吸着・回収する。
③排出される余剰麻酔ガスを瞬時に処理する。
④コンパクトな設備で、省スペース化を実現。
当社は、2002年10月にストックホルム県から照会を受け、2003年県に対するプレゼンテーションを実施、本年1月県公開入札への応札と6月の当社落札を経て、9月に契約調印にこぎつけました。その後、10月末の設備設置と11月中旬からの試運転を経て、この度納入を完了いたしました。
この結果カロリンスカ大学病院は、世界で初めて分娩室から排出される笑気ガス処理システムを設置いたしました。
当社は現在推進中の中期経営計画「プロジェクト・スプラウト」において、「アメニティーライフ」をターゲット市場と定め、成長戦略の特殊化学品事業を積極展開しております。

以上

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特殊化学品事業部メディカルシステムグループ 044-329-0732