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ニュースリリース

髪に優しいカーリング剤“スピエラ”販売開始

2006年1月11日

新たなヘアスタイルの時代へ

 昭和電工株式会社(高橋恭平社長)は、毛髪に対してダメージが少なく自然なカールをつけることのできる新規カーリング剤原料“スピエラ” ※1の販売を本年1月より開始いたします。“スピエラ”は、弱酸性で高いカール形成力を有する還元剤※2であり、髪の健康に配慮した画期的な製品です。

  • ※1商標登録申請中(“スピエラ”、“SPIERA”)
  • ※2毛髪にカールを形成するための主要活性成分

開発の背景

 過去、へアスタイルの流行は10年から15年周期で変化しており、90年代の半ばから続くヘアカラーの流行についても、変化の兆しが見え始めています。*下図ご参照

 これまでのパーマネントウェーブ剤やカーリング剤は、アルカリにより毛髪を膨潤※3させその内部に浸透しウェーブやカールを形成するため、毛髪に大きなダメージを与えますが、健康についての意識の高まりにより、よりダメージの少ないヘアスタイルに対するニーズが高まる傾向にあります。

  • ※3液体を吸収(滲みこむ)して体積が増加(膨らむ)する現象

 当社は、化粧品原料メーカーとして長年培ってきた分子設計・有機合成の技術により、髪の傷む原因となるアルカリを使用せずにカールを形成することのできる新規カーリング剤原料の開発に取り組み、今般、それに成功いたしました。

 また、髪への負担の少ない“スピエラ”は、ヘアカラー等によって傷みがちな髪へのカール形成にも安心して使えることから、“カール&カラー”の可能性を限りなく広げることが出来ます。“スピエラ”は、ヘアカラーの次に求められるヘアスタイル“カール&カラーの共存”に対する当社からの回答です。

開発コンセプト

当社の分子設計力・有機合成力で、“髪に優しい”カーリング剤を実現するため、

  • 1.髪を傷めないこと
  • 2.風合い・感触がよいこと
  • 3.カーリング性能が高いこと
  • 4.ヘアカラーとの相性が良いこと

をコンセプトとして、ダメージの原因となるアルカリ性の毛髪膨潤剤を必要としない化合物をデザインしました。

分子設計

 毛髪表面のキューティクル層は疎水性であり、毛髪内部は親水性を示します。そのため、疎水性を持つ部位と親水性を持つ部位があるチオール系化合物※4を合成し、酸性のため毛髪を膨潤させることなく、十分なカール形成力を付与することを可能としました。当社は、この製品を“スピエラ” ※5と名付けました。

  • ※4還元性を示すチオール基(SH基)が付いた化合物
  • ※5“SPIERA” 英語の“Spiral”と“Era”からの造語

販売目標

 “スピエラ”は髪に対するダメージの少ないカーリング剤原料であり、既存のパーマネントウェーブ剤やカーリング剤からの切り替えが見込まれます。また、新たな“カール&カラー”ヘアスタイル市場の立ち上がりも期待されます。

 国内では、美容化粧品用原料の商社として高いシェアを保有する佐々木化学株式会社を通じて販売いたします。本日の発表後、化粧品メーカー向けにサンプルのご提供を開始し、当製品の評価を進めていただきます。2010年には海外での販売も視野に入れ20億円の売上を目標とします。

以上

お客様お問い合わせ先:
化学品事業部有機工業製品部 044-322-7230
佐々木化学株式会社 03-3946-8681