トップページ>ニュースリリース>2007>第2の磁石用合金生産工場を中国に竣工

ニュースリリース

第2の磁石用合金生産工場を中国に竣工

2007年9月12日

 昭和電工株式会社(社長:高橋 恭平)は、2006年8月に中国江西省贛州(ガンシュウ)市に合弁会社を設立し、磁石用合金生産工場の建設を進めてまいりました(2006年8月24日当社ニュースリリースご参照)。このたび予定どおり工事が完成し、本日現地において、竣工式を行いました。中国内蒙古自治区包頭(パオトウ)地区の工場に続き、中国における第2のネオジム系磁石用合金生産工場となります。本工場では、当社独自の技術であるストリップキャスト法()により年間2000トンの高性能ネオジム系磁石用合金の生産を行います。

 合弁会社「贛州昭日稀土新材料有限公司」には、日本側は、当社と東海貿易株式会社(社長:三井 元)が、中国側は、ともにレアアース原料メーカーである贛州虔東(ガンシュウケンドン)実業集団有限公司と贛県紅金(ガンケンホンジン)稀土有限公司が出資しています。

 高性能ネオジム系磁石は、ハードディスクドライブのボイスコイルモーターやハイブリッド自動車のモーター部分、電動パワーステアリング等に使用されています。特に自動車向けは、高温下での磁力特性確保の必要性から希少元素であるディスプロシウムを添加する必要があります。この元素は、イオン吸着鉱と呼ばれるレアアース鉱石に含まれており、世界的に江西省を中心とした中国南部に偏在しています。合弁会社の中国側パートナー2社は、イオン吸着鉱の鉱山ならびに分離精製と金属製錬工場を保有する中国国内トップクラスのレアアース原料メーカーであり、両社とのパートナーシップを通じて、当社は今後急速な需要の伸びが見込まれる高性能ネオジム系磁石用合金の安定供給を実現いたします。

 昭和電工グループは、現在推進中の連結中期経営計画「プロジェクト・パッション」において電子・情報セグメントへ積極的に経営資源を投下しております。今後とも、お客様にご満足をいただく製品を提供するため、原料の安定確保とさらなる技術開発を進めてまいります。

ストリップキャスト法:溶解したレアアース原料を水冷ロール上で急速に冷やすことにより高性能磁石用合金を製造する方法。微細な鋳造組織の生成を可能とする。

以上

◆ 本件についてのお問い合わせ先:
昭和電工株式会社 IR・広報室 03-5470-3235

【ご参考】


工場の稼動スイッチを押す贛州昭日稀土新材料有限公司 橋本董事長


贛州昭日稀土新材料有限公司 磁石合金製造設備