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ニュースリリース

第56回 日本化学会 化学技術賞を受賞

2008年1月21日

-「固体ヘテロポリ酸を触媒とする新規酢酸エチルおよび酢酸製造法の開発」-

昭和電工株式会社(社長:高橋 恭平)は、社団法人日本化学会より、第56回化学技術賞を授与されました。

受賞対象となったのは、「固体ヘテロポリ酸を触媒とする新規酢酸エチルおよび酢酸製造法の開発」です。ヘテロポリ酸は、中心にリンもしくはケイ素があり、その周囲を12個のタングステン酸化物が取り巻いた構造を有しています。このヘテロポリ酸を活性成分として、化学的に安定な多孔体(担体)に載せて工業用酸触媒として用いるのは世界で初めてであり、極めてオリジナリティの高い触媒です。昭和電工では、この触媒を使用することにより、(1)エチレンと酢酸を原料とする酢酸エチルの製造、および(2)エチレンの直接酸化による酢酸の製造という世界に類を見ない独自の製造プロセスを開発し商業運転を行っております。また、産学連携による触媒と製造プロセスの改良によって、製品収率のさらなる向上と触媒寿命の飛躍的な伸長にも成功しています。今回の受賞は、固体ヘテロポリ酸が化学工業用触媒として実用的かつ有用であることを実証し、固体触媒反応の研究進展に寄与したことが高く評価されたものです。

日本化学会は、化学に関する学術の進歩普及、産業の発展および国民生活の向上に寄与することを目的とし、その前身の化学会が1878年に創立されてから 100年以上に亘る歴史を有する団体です。日本化学会では、学術・産業分野において顕著な業績を治めた研究に携わった団体と個人に対して毎年表彰を行っています。このうち化学技術賞は産業技術の発展に貢献した業績に贈られるものです。

なお、授賞式および受賞講演は、3月27日に都内で行われる予定です。

以上

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