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ニュースリリース

軽金属学会 第45回小山田記念賞を受賞

2010年11月30日

 昭和電工株式会社(社長:高橋 恭平)は、「新型プリウスに搭載されたアルミニウム製パワー半導体用冷却器の開発」に対し社団法人軽金属学会より第45回小山田記念賞を授与され、去る 11月13日に長岡技術科学大学にて開催された軽金属学会第119回秋期大会において、共同開発者である株式会社豊田自動織機と共に表彰を受けました。

 小山田記念賞は、財団法人軽金属奨学会の元理事長小山田祐吉氏の功績を記念するもので、わが国におけるアルミニウムの生産ならびにアルミニウム製品に関する優れた技術を対象に、その技術に携わった功績者に対して贈られるものです。昭和電工としては昭和アルミニウム(株)、昭和軽金属(株)を含め、 5回目の受賞です。

 今回の受賞対象となった「パワー半導体用冷却器」はハイブリッド車の中心的な動力制御装置であるパワーコントロールユニットの構成部品です。パワーコントロールユニットに搭載された半導体は、ハイブリッド車のモーター・発電機・バッテリーの動作を制御します。半導体には大電流が流れるため小さな面積で大きな熱の発生を伴うことから、作動時には常に効率的に半導体を冷却する必要があります。

 本開発製品はアルミニウム製の成形体とセラミック絶縁基板を一括ろう付で一体化した「直冷式冷却器」です。線膨張係数が異なるアルミニウム合金とセラミックをろう付すると歪みが発生しますが、独自の冷却器構造と製造上のノウハウとによりこの問題を解決しています。また、冷却水が全体に均一に流れる設計になっており、薄型ながら低い通水抵抗が可能になりました。これらの成果から、従来品に比べ、パワー半導体から冷却器までの熱抵抗は2/3、冷却器の体積は1/3、質量は1/5と、薄くて小型・軽量で高い冷却性能を実現しています。

 本開発製品は、2009年5月に発売されたトヨタ自動車(株)の第3世代プリウスに採用されました。今後も車載用だけでなく省エネルギー対応製品として需要拡大が見込まれています。また、当社は今年3月には「冷却器事業開発部」を開設し、開発から製造、販売までを一体運営しており、今後も製品の高性能化を目指して、開発体制のさらなる強化を図ってまいります。

以上

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