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ニュースリリース

日本化学会より第5回化学遺産に認定

2014年3月31日

 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)の前身の企業が日本で初めてアルミニウムの工業生産を開始した際の装置や資料などが、日本の化学と化学産業の発展に関する貴重な歴史資料であるとして、公益社団法人日本化学会(以下 日本化学会)より第5回化学遺産として認定を受けました。
 認定対象となったのは、当社の「国産アルミニウム一号塊」、「明礬石」、「アルミニウム製花瓶」、「大町工場建設日誌」、「常盤発電所配電盤」および「積算電力計」です。

 昭和初期、アルミニウムの国産化は不可能とされていましたが、昭和電工創業者の森矗昶らは、明礬石からアル ミニウム原料となるアルミナの製造を日本アルミナ工業所(現 昭和電工㈱横浜事業所)で、このアルミナを用いたアルミニウムの生産を昭和アルミニウム工業所(現 昭和電工㈱大町事業所)で1934(昭和9)年に成功させ、それまで輸入に頼っていたアルミニウムの国内における工業生産を可能としました。
 国内で入手可能な明礬石を原料とする独自技術と、森自らが建設に携わった、長野県大町の水力発電による電力を活用したアルミニウムの製錬に関するこれら一連の資料は、わが国化学産業の創出・発展をもたらした先駆的な取り組みとして、このたび化学遺産としての認定を受けました。

 日本化学会の化学遺産委員会では2009年から、化学関連の学術や技術に関する資料の中で、特に歴史的に高い価値を有する重要なものを『化学遺産』として認定しており、これまでに本年の当社の1件を含め28件が採択されています。当社関係では、昨年の2件に引き続き、本件が3件目となります。
 第5回化学遺産認定証の授賞式は3月28日に名古屋市で開かれた日本化学会第94春季年会において行われました。また同年会のイベントとして翌29日、第8回化学遺産市民公開講座が開催され「日本初のアルミニウム生産の工業化」というテーマで、認定された化学技術や製品に関する講演が行われました。

国産アルミニウム一号塊国産アルミニウム一号塊

(左から) 日本化学会玉尾会長と昭和電工顧問 岩崎廣和(左から) 日本化学会玉尾会長と昭和電工顧問 岩崎廣和

以上

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