クリーンエス処理 A type

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製品説明

クリーンエス処理 A typeの特徴

  1. 1 ) クリーンエス処理 A typeは、無電解処理技術を用いて、Ni系合金膜を成膜する表面処理です。合金構成元素及び組成が異なるため耐熱性に優れます。
  2. 2 ) 耐食性が優れています。一般的な無電解メッキとの違いは熱履歴を受けても耐食性が低下しないことです。
  3. 3 ) 表面硬度が高く耐摩耗性に優れています。摺動部の耐カジリ性の向上に役立てます。
    マイクロビッカース硬度 Hv=1100(所定の熱処理をした場合)
  4. 4 ) PP,PE,テフロン系材料などで、特に高温で成形する場合の耐食性、離型性に優れた特性を発揮します
熱履歴による耐食性変化

測定温度:20℃にて24Hrs濃塩酸浸せきした後の減量で評価

各処理を行ったテストピースを不活性ガス置換熱処理炉中で所定の温度の熱履歴を2時間与えた後に冷却し、常温での耐食性で比較した結果です。
市販されているNiPメッキでは300C以上の温度履歴で被膜の結晶化が起こり、耐食性が失われてしまいます。 (初期の1/8に低下) しかしながら、クリーンエス処理膜ではそのような問題はありません。

クリーンエス A typeの耐HCl特性

クリーンエス処理膜 A typeの耐塩酸特性評価を行った結果です。

市販の無電解NiPメッキ膜 20ミクロン施工
市販の無電解NiPBメッキ膜 20ミクロン施工(下地10ミクロンは上記NiP膜を使用)
硬質Crメッキ膜 20ミクロン施工(下地10ミクロンは上記NiP膜を使用)
クリーンエス処理膜 A type 20ミクロン施工

試験方法

暴露条件 35% HCl液への浸せきテスト
時間 24時間 及び 48時間後の試験片の重量変化を測定。

Crメッキの48時間の重量減少量を1とした場合の相対変化量を表示。

耐塩酸性評価結果

Aタイプの耐磨耗性(熱処理品)

材質SUSで作成されている平板、回転子に表面処理を行い、磨耗、汚れの程度を評価した

測定条件

加重 :500g
移動スピード :1.5秒/1往復
往復回数 :30,000回

磨耗試験後の外観

母財SUS、Crメッキは表面が汚れ、サビも見られるなど、磨耗が進んだことを示している。

平板 Aタイプ / 回転子 Aタイプ

平板 Aタイプ / 回転子 Aタイプ

平板 SUS / 回転子 SUS

平板 SUS / 回転子 SUS

平板 Crメッキ / 回転子 Crメッキ

平板 Crメッキ / 回転子 Crメッキ

磨耗減量の比較

磨耗減量の比較

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