大分コンビナートの取り組み

環境管理の取り組み

環境監視

大分コンビナートは、高圧ガス保安法に基づく認定保安検査実施者として自主保安責務を果たし、2003年以来継続して経済産業大臣より認定を受けており、現在では4年間施設を停止することなく、自らが保安検査を行う資格をいただいております。この認定制度は、保安防災上重要な運転管理、設備管理、保安防災管理の各レベルが優良であると認められた事業者に、自らの設備の保安検査等を行う資格を認めるものです。認定保安検査実施者は、都道府県知事に代わり自ら検査できる体制、能力が備わっているか、運転を停止することなく保安検査を行うことができるかを定期的に経済産業省や高圧ガス保安協会による書類審査及び現地調査によって総合的に厳しく審査されます。大分コンビナートは、2021年1月15日付で経済産業大臣より継続認定をいただいていますが、リスクアセスメントの充実など、今後も更なる改善を図っていきます。

環境モニター制度

コンビナート近隣の方にコンビナートの環境面でお気付きになったどんな小さなことでも、遠慮なく情報をお寄せいただくことを目的とした制度です。20名の環境モニターの皆様と定期的に連絡をとり、コミュニケーションの充実を図っています。また、年に1度は環境モニター会議を開催し、直接ご意見をいただいています。これらの情報は大分コンビナートの環境管理に活用しています。

設備安全の取り組み

高圧ガス保安法に基づく認定保安検査実施者

大分コンビナートは、高圧ガス保安法に基づく認定保安検査実施者として自主保安責務を果たし、2003年以来継続して経済産業大臣より認定を受けており、現在では4年間施設を停止することなく、自らが保安検査を行う資格をいただいております。この認定制度は、保安防災上重要な運転管理、設備管理、保安防災管理の各レベルが優良であると認められた事業者に、自らの設備の保安検査等を行う資格を認めるものです。認定保安検査実施者は、都道府県知事に代わり自ら検査できる体制、能力が備わっているか、運転を停止することなく保安検査を行うことができるかを定期的に経済産業省や高圧ガス保安協会による書類審査及び現地調査によって総合的に厳しく審査されます。大分コンビナートは、2020年にその認定継続のための審査を受け、2021年1月15日付で経済産業大臣より継続認定をいただきました。
2022年2月から4月にかけて4年に一度の定期修理が行われ、認定保安検査実施者として保安検査を行い、次の4年間の連続運転に問題ないことを確認しております。

写真:認定保安検査を実施している様子

認定保安検査を実施している様子

保安防災の取り組み

緊急対応訓練

コンビナート地区における「事故・災害」を想定し、職場ごとの日常的な防災訓練に加え、大分石油化学コンビナート全体で総合防災訓練を行っています。総合防災訓練では、行政機関と連携した訓練も実施しています。

写真:大容量泡放射システム 搬送・放水訓練の様子

大分県防災組織との合同訓練
 

設備の地震対策

大分コンビナートでは、過去に国内各地で発生した大地震を契機とし、浮き屋根式タンクのスロッシング対策を含む設備の耐震対策を積極的に実施しており、既に法律で定められている対応は完了しています。2022年1月に大分市で震度5強を観測した地震において、コンビナートでは「加速度106Gal」を観測して、プラントは自動停止しましたが、ナフサタンクの破損や浮き屋根上への内容物の漏洩などのトラブルは発生していません。

  • スロッシング:液体容器に振動を加えた場合に、内部の液体が揺動する現象。
写真浮き屋根式ナフサタンク

浮き屋根式ナフサタンク
 

津波対策

東日本大震災では3m超の浸水によりタンク流出などの被害が発生していますが、3m未満ではほとんど被害が発生しませんでした。南海トラフ地震による津波が発生した場合、大分石油化学コンビナートで想定されている浸水の深さは大部分が2m未満のため、タンクに大きな被害が出る可能性は低いと予想されています。津波対策は、震災後の安全確保や環境保全の観点より、ユーティリティー設備(電気、用水、排水処理、保安用窒素(不活性ガス))を他設備に優先して進めています。また、人や物の出入部には防水板を設置し、電気室や主要建屋の扉を水密扉に更新しました。写真は一部の地区ですが、この他の地区にも同様の対策を行いました。

対策前

対策後

地域とのコミュニケーション

アルミ缶リサイクル活動

レゾナックグループ全社員参加でアルミ缶のリサイクル活動に取り組んでいます。集められたアルミ缶の売却益をチャリティとして地域の福祉団体・施設に寄付しています。2022年はアルミ缶を 56,514本((株)レゾナック大分コンビ ナートのみ)を回収し、100,000円を寄付いたしました。

写真:コンビナート見学会の様子

地域貢献(スポーツ振興)活動

大分スポーツ公園内施設のネーミングライツ取得に伴う、地域貢献・スポーツ振興事業(パートナーシップ事業)の一環として、2022年7月に「昭和電工MATCH 大分トリニータ VS 浦和レッズ」が昭和電工ドーム大分(現:レゾナック大分)で開催されました。