SDGs貢献製品(環境分野)

基本的な考え方・方針

事業を通じてSDGsへ貢献することが当社グループの社会的責任の一つです。その一環として、SDGsの課題解決へ貢献できる製品の選定を開始しました。
2019年は、特に環境分野に貢献する製品として、黒鉛電極とプラスチックケミカルリサイクルを選定しました。

黒鉛電極

当社グループは、2017年にドイツのSGL GE社の黒鉛電極事業を買収し、黒鉛電極で世界シェアNo.1のメーカーとなりました。黒鉛電極は鉄スクラップをリサイクルする電気炉に欠かせない製品です。鉄をリサイクルする電気炉製鋼法は、鉄鉱石とコークスから鉄を作る高炉法に比較して製造時のCO2排出量やエネルギー使用量が少ないのが特長です。

カーボン事業

主要SDGsターゲット

  • 9.4) 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。
  • 11.6) 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
  • 12.2) 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
  • 13.3) 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、 人的能力及び制度機能を改善する。 

2019年の取り組み:最終製品の電炉鉄の品質向上安定のため、「同一品質でのグローバル供給の確立」を目的とし、設備改善工事の実施を決定しました。


プラスチックのケミカル・リサイクル

エコマーク

当社は、使用済プラスチックからアンモニアの原料である水素を取り出すプラスチックケミカルリサイクル事業を2003から行っています。本製造方法でのアンモニアの製造は化石燃料の消費を抑え、さらに製造工程で発生するCO2などの副生物を再資源化するなどの取り組みにより、従来の製造方法に比べ環境負荷を大幅に低減でき、製造プロセスで初のエコマーク認証を取得しています。 また、低炭素社会の実現に向け、燃料電池車向けに水素ステーションに供給するほか、純水素型燃料電池システムでの発電用に「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」に使用済みプラスチック由来の低炭素水素を供給しています。
当事業はその稼働実績と環境への貢献が評価され、2020年2月、フジサンケイグループ主催の「第29回地球環境大賞」において「日本経済団体連合会会長賞」を受賞しました。



基礎科学品事業

主要SDGsターゲット

  • 7.1) 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
  • 11.6) 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
  • 12.4) 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
  • 12.5) 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、 廃棄物の発生を大幅に削減する。
  • 13.3) 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。

2019年の取り組み:リサイクル率の大幅な向上に向け、日揮(株)、荏原環境プラント(株)、宇部興産(株)、当社の4社は「EUP(Ebara Ube Process)」の協業の検討を開始しました。今後、EUPのライセンス契約を締結し、国内外においてガス化処理設備に関わる積極的な営業活動を目指します。

  • EUP(Ebara Ube Process):(株)荏原製作所(2009年に荏原環境プラント(株)に事業承継)と宇部興産(株)が開発した、廃プラスチックを酸素と蒸気による部分酸化によりガス化し、化学品合成に利用可能な合成ガスを生産するプロセス。2003年より当社の川崎事業所において稼働を続けているガス化設備(廃プラスチックの年間処理量約7万トン)には、このEUPが採用されており、ガス化ケミカルリサイクル用途では、世界で唯一の長期商業運転実績を有する技術です。

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