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製品・商品情報

PH-SEVEN【アルカリ性排水中和処理装置】

  • PH-SEVEN A型
  • PH-SEVEN 3型
  • PH-SEVEN C型
  • PH-SEVEN 3(HCI)型
PH-SEVEN 洗ビン 工場排水

PH-SEVENの概要

  • PH-SEVEN は、炭酸ガスを中和剤に使用したアルカリ性排水の中和処理装置です。 (炭酸ガスは、ビールや清涼飲料水に含まれている ように、きわめて安全で衛生的な物質です。)
  • PH-SEVEN は、炭酸ガスを中和剤として使用していますので、従来からの塩酸や硫酸を使用した中和装置に比較して、だれにでも簡単に安心して御使用いただけます。 炭酸ガスは過剰に注入しすぎてもpH値は6.0以下にはなりにくく、また、炭酸ガスによる金属の腐蝕はほとんどありません。
  • PH-SEVENは、インライン・ミキサーによって炭酸ガスとアルカリ性排水を混合しますので、装置自体は極めてコンパクトにまとめられています。また、特殊なインライン・ミキサーの働きで炭酸ガスはアルカリ性排水に高効率で吸収されます。

排水規制

グラフ:中和曲線
アルカリ性排水を炭酸ガス又は塩酸だけで
中和した場合の中和曲線

工場等の事業所から排出される排水の水素イオン濃度(pH 値)は"水質汚濁防止法"、 "水質汚濁防止法施行規 則"、"排水基準を定める総理府令"等によって

" 海域以外の公共水域 * に排出する場合は、pH 値を 5.8 以上 8.6 以下に保つ"

と規定されています。
それだけにアルカリ性排水の排出は勿論、酸性中和剤の入 れ過ぎによる酸性排水の排出は防止しなければなりません。
*都道府県によって異なります。

アルカリ性排水の発生源

アルカリ性排水には大きく分けて水酸化カルシウム[Ca(OH)2]系と水酸化ナトリウム[NaOH]系とがあります。 水酸化カルシウム系排水には主に

  • 生コンクリート工場よりの排水
  • コンクリート二次製品工場よりの排水
  • ダムやトンネル工事現場 、道路工事現場からの排水 等があります。

水酸化ナトリウム系排水には主に

  • 清涼飲料水メーカーや酒・醤油メーカーの洗ビン排水
  • クリーニング洗浄排水や染色生地洗浄排水
  • フィルム現像工場よりの排水
  • ボイラー洗浄排水
  • その他化学品工場よりの排水
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PH-SEVEN A型 炭酸ガス専用タイプ

PH-SEVEN A型・S型

PH-SEVEN A型

全自動タイプで原水でpH値に見合った炭酸ガス量を自動的にコントロールするだけでなく、炭酸ガス処理をした後の排水のpH値をコントロール出来る様になっています。

PH-SEVEN A型の仕様

型式 処理能力
pH12.0→7.0
電力
AC200V 50/60Hz 3φ
A-10型 10m3/時 2.5kw
A-30型 30m3/時 4.0kw
A-50型 50m3/時 7.0kw

排水処理方法

排水処理方法 PH-SEVEN A-10型
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PH-SEVEN 3型 炭酸ガス専用タイプ

PH-SEVEN 3型

PH-SEVEN 3型

PH-SEVEN 3型は、当社が永年にわたるCO2中和処理技 術の蓄積を結集して、考案・製作した工事現場(ダム・トン ネル)向CO2中和処理装置です。従来の常設上置型の概念を完全に打破した水中潜漬型装置であり、廉価・高性能を最大の目標に開発致しました。

PH-SEVEN 3型の仕様

型式 処理能力 炭酸ガス使用量 電力
3(10)型 10m3/時(pH12→7) 3kg/時 AC200Vx3φx1.5kw
30m3/時(pH11→7) 1kg/時 AC200Vx3φx1.5kw
3(30)型 30m3/時(pH12→7) 9kg/時 AC200Vx3φx2.5kw
90m3/時(pH11→7) 3kg/時 AC200Vx3φx2.5kw
3(50)型 50m3/時(pH12→7) 15kg/時 AC200Vx3φx3.5kw
150m3/時(pH11→7) 5kg/時 AC200Vx3φx3.5kw
3(100)型 100m3/時(pH11→7) 30kg/時 AC200Vx3φx7.0kw
300m3/時(pH11→7) 10kg/時 AC200Vx3φx7.0kw

排水処理方法

排水処理方法 PH-SEVEN 3型
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PH-SEVEN C型 炭酸ガス専用陸上タイプ

PH-SEVEN A(HCI)型

PH-SEVEN C型

  • 特殊ミキサーで反応・攪拌することにより、処理時間が短く・装置がコンパクトです。
  • ミキサーが分解可能なため、メンテナンスが容易です。
  • pH異常の場合、安全装置(戻し弁)が作動するので、構外への排水流出を防止します。

PH-SEVEN C型の仕様

型式 処理能力 電力
C-10型 10m3/時 AC200Vx3φx3kw
C-30型 30m3/時 AC200Vx3φx5kw
C-50型 50m3/時 AC200Vx3φx7kw
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PH-SEVEN 3(HCI)型 炭酸ガス・塩酸併用タイプ

PH-SEVEN 3(HCI)型

PH-SEVEN 3(HCI)型

PH-SEVEN 3(HCI)型は、PH-SEVEN A(HCI)型の特性を生かし、より大きな処理能力を必要とする場合に適しています。
また、PH-SEVEN 3型と同等の能力を有し、廉価・高性能の炭酸ガス・塩酸併用タイプとして開発致しました。

PH-SEVEN 3(HCI)型の仕様

型式 処理能力
pH12.5→7.0
電力
AC200V 50/60Hz 3φ
3(HCI)-10型 10m3/時 3.0kw
3(HCI)-30型 30m3/時 4.5kw

排水処理方法

排水処理方法 PH-SEVEN 3(HCI)型

塩酸の取扱いおよび毒性について

  • 取扱注意
    爆発性も引火性もないが、金属を侵し水素を発生し、その水素が空気と混合して爆発を起こすことがある。腐食性が強く大部分の金属を侵す。
    ・消火上の注意・・・水消火
    ・保護具・・・労働衛生保護手袋、保護服、防毒マスク(酸用)または送気マスク、保護メガネ
  • 毒性
    許容濃度 5ppm、7mg/m3。目や皮膚につくと炎症を起こす。のど、鼻などの粘膜を刺激してせきが出る。多量に吸入すると肺水腫を起こし死亡する。
    ・応急処置・・・目や皮膚についたらすぐ多量の水で洗う。吸入した場合は、酸素吸入を行い医師の処置を受ける。

※ 上記許容濃度数値は日本産業衛生学会の勤告値。

商品カタログ

お問い合わせ先

産業機材事業部
TEL : 044-333-7361
FAX : 044-333-7538

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