新技術のポイントフィルム型異種材料簡易接合 WelQuick®

近年、材料の接合や接着に対して、省エネルギーや人手不足対応のニーズが高まっており、簡易的かつ短時間で完結する接合・接着プロセスが求められています。
また、材料開発の分野では、樹脂や金属など特性の異なる材料を併用して軽量化や高強度化を実現する“マルチマテリアル化”がキーワードになっています。
当社は、樹脂や金属の素材技術・界面制御技術を生かし、異種材料を簡易的かつ強力に接着する、フィルムタイプの接合技術を開発しました。

より詳細な技術資料(特性データ)はこちらよりダウンロードください。

WelQuick®とは

いままでにない、簡易性と接着性を両立したフィルムタイプの接合技術です。

WelQuick®では、固体⇔液体の相変化を利用することによって、フィルムを溶着するだけで瞬間的な接合を可能にしました。接着剤のような長い硬化時間は不要で、埃や汚れなどがない程度に母材表面を洗浄しておけば、酸化処理など特殊な表面処理も不要です。

また、金属や樹脂などの幅広い素材技術を持つ当社の強みを生かし、様々な組み合わせの異種材料接合でも強力な接着力を発現しました。

さらにWelQuick®は、多様な溶着方法が適用可能です。お客様のニーズに適した方法を組み合わせ、効果的な接合ソリューションを提案いたします。

WelQuick®1
WelQuick® ロゴ WelQuick®1 WelQuick®2 WelQuick®3

基本特性

ワンタッチ接合

WelQuick®では、フィルム材料の相変化(固体⇔液体)を利用することにより、フィルムを挟み溶着するだけで、わずか数秒で接合できます。VOC不使用のため、接着時のVOCの飛散もありません。また、WelQuick®は、常温で長期保管が可能です。

WelQuick® 短工程、短時間ソリューション

従来の接着方法においてお客様の大きな負担となっていた、接着剤塗布時の塗布条件管理、液体の扱い、貼り合わせ時の作業時間のタイムリミット、硬化時の長時間工程などの諸課題を、WelQuick®は解決します。

従来の接着方法

様々な異種材料を強固に接合

WelQuick®では、様々な樹脂(PC, PBT, PA, PPS, PMMA, ABS etc.) や 様々な金属(Al, Fe, Cu etc.)に対して、樹脂-金属、異種・同種の樹脂-樹脂、異種・同種の金属-金属など、異種・同種材料の多様な組み合わせが可能です。
当社のもつ金属から樹脂にわたる幅広い素材技術を生かして、強力な接着力を持つ異種材料接合を実現しました。

※以下にWelQuick®を用いた異種または同種の材料の接合例とその接着性・機能性の測定例をお示しします。
材料ごとの具体的なデータ・詳細なデータについては技術資料をご参照ください。

PC/アルミ接合、PBT/アルミ接合の剪断接着強度試験(高強度)

WelQuick®は強力な接着力が発現可能で、条件によっては母材側が破壊するほどの強固な接合を実現します。

剪断接着強度試験(高強度) グラフ
上記の数値は測定値であり、保証値ではありません。
剪断接着強度試験(高強度)

アルミ/アルミ接合の曲げ接着強度試験(高靭性)

WelQuick®は靭性にも優れ、曲げのような外部応力に対しても強固な接合力を保ちます。

接着強度試験(高靭性) グラフ
上記の数値は測定値であり、保証値ではありません。
接着強度試験(高靭性)

鋼板SPCC/鋼板SPCC接合の繰り返し接着力試験(リサイクル性・リペア性)

WelQuick®は接合後にも加熱により剥がすことができ、さらに再接合も可能です。
使用後の分別リサイクルへの対応や、接合工程の手直しが可能です。

繰り返し接着力試験(リサイクル性・リペア性)
上記の数値は測定値であり、保証値ではありません。
繰り返し接着力試験(リサイクル性・リペア性)
繰り返し接着力試験(リサイクル性・リペア性) グラフ
上記の数値は測定値であり、保証値ではありません。

アルミ/アルミ接合の耐水性試験(高耐水性)

WelQuick®は耐水性に優れ、長時間の高温高湿条件の耐久力にも優れています。

耐水性試験(高耐水性)
上記の数値は測定値であり、保証値ではありません。

PC/アルミ接合の耐熱性試験(高耐熱性)

WelQuick®は従来のホットメルト接着剤と比較して高接着力であり、さらに耐熱性にも優れています。

耐熱性試験(高耐熱性)
上記の数値は測定値であり、保証値ではありません。

多様な溶着方法

WelQuick®は多様な溶着方法が適用可能です。接合スピードに優れた超音波溶着、金属に適用可能な高周波誘導溶着のほか、アイロン*のような単純な加熱装置による加熱溶着での接合も可能です。
具体的な溶着方法はお客様のニーズに合わせてご提案いたします。
*180℃設定で測定

多様な溶着方法
超音波溶着 高周波誘導溶着 加熱溶着

材料ごとの具体的な溶着方法や詳細なデータについては技術資料をご参照ください。

技術資料ダウンロード
(特性データはこちら)